皆さまこんにちは。お疲れ様です。

SNSをご利用される方は、最近よく目にされることも多いのではないでしょうか。

空き家を売ってください！中古物件買取強化中！このような広告に覚えはありませんか？

かつて昭和の時代におとずれた経済バブル。今や見る影もなく物価高騰や人材不足など何かとネガティブなニュースや情報が多く飛び交っている昨今。

この遺品整理・空き家整理のお仕事をさせていると、自然と物件情報にも目が留まります。

これまで多くの空き家整理にお伺いさせていただきました。

そんな中にも、長年放置されたことで朽ちてしまった空き家、古民家なども数えきれないほどありました。

ただ何もしないまま所有だけでは、建物管理や固定資産税など時間もお金も無駄になってしまうことが多いですよね。

空き家の未来は２通りだと思っています。

【売却と継続利用】

継続利用をするには、９９％何らかの補修が必要となるのでお金が必要になります。度合によってはフルリフォームもありえますよね。

それでも新築することに比べれば、各段に低予算で継続利用可能となります。

売却はそこに需要があってこそ、となります。

朽ちたお家に本当に買手なんて見つかるの？需要あるの？そう思う方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

売れるんです。まだまだ需要があるのです。

田舎暮らし、セカンドハウス、購入理由は様々あるかと存じますが、中古物件には確実に需要があるんです。

その証に冒頭でも申し上げたように、ここ数年、中古物件買取の広告が増えた理由でもあるわけなんです。

ここで中古物件、空き家物件を売却をお考えの皆様に１つポイントをご紹介させていただきます。

それは「残置物を残したままの状態で売りに出さない」ということです。

え？当たり前じゃない？そう思われるかもしれません。

これはどういうことかと説明させていただきますね。

例えば空き家となって数年、実家の戸建て物件を所有していると仮定してみましょう。

数年間も誰も住んでおらず、空気の入れ替えも年に数回程度。この状態での老朽化はかなり早くなります。

もしかすると雨漏りなんて建物に致命的なダメージが発生するなんてこともあります。

そんな老朽化が進んだ家に買手が見つかるか心配になるのではないでしょうか。

そう思うと、買手が見つかってから業者へ片付けを依頼しよう。と考えるかたが大多数かと思います。

ここで、買手心理も覗いてみましょう。

条件にあった中古物件を探して、内覧ため皆さまの所有する空き家へ訪れます。

するといかがでしょうか。以前の生活感がそのまま残ったお家を見た感想は？

新生活の未来が想像しにくく、何も知らないはずの過去の生活感を想像しているかもしれません。

お家の状態によってはマイナスのイメージを持たれる可能性も十分にあります。

綺麗に片付けられたお部屋であれば、この先に自分や家族が住むことをイメージしやすくなり、購入意欲も掻き立てられる可能性が比べ物にならないくらい大きくなることでしょう。

ただ何もせず放置し続けることも、売却を決めても売れない家も所有者様の意思は違えど、状況としてはさほど変わりないのではないでしょうか。

中古物件、空き家の真の価値とは、

【綺麗に片付けること、次の買手を迎えること、そして新しく利用価値を生み出すこと】

こうして最大の価値へと生まれ変わるのではないかと思います。